14さいの秋 とんでもなく高いあの崖の上で わたし この世界のすべてを知ってしまって 22さいの春 高いところで 足がすくむようになったはずが 泣きながら ベランダに出ると 身体が空気みたいに軽い 少しの風 吹いただけ 飛んでしまいたくなる おもくて くろ…
決別のときは来ない きみと歩いた道はいつまでも 長い髪だけがわたしに優しい夜を独占した 醜いかたち 忘れられない23時 転がる石ころがきっとわたしのようであったはずだった
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