わたしも平気で嘘を吐くし、きみも平気で嘘を吐くけど、それでいい 楽に、楽に、ひとつだけに愛し合っていたい
勘違いしながら騙されながら生きていきたい そのままわたしも勘違いさせて騙しているんだろうと思う かぜが 風が冷たい
おねがいおいていかないで 吹く風そのままに飛んでいくことをもうやめるから わたしのとなりに 前にも後ろにもいかないで 手は繋がないままでいい 201?
気まぐれだねといわれた夜、わたしはひとりで泣くしかなかった あの国のにおいの混じるどんよりとした冬を抱きしめながら、忘れることをしなかった そのままわたしは眠りではない世界に消えた 僕は猫が好きだけれど、猫のような君は怖いといわれた夜、わたしはひとりで自殺した
自分のきもちだけを、自分の気持ちだけをかんがえたとき わたしは穴だらけのコップいっぱいの水だった
ぼくが死んでも、というきみをどうしても愛しているんだ
吸い込まれていくような時間が怖かった