220701

生ぬるいものが通り過ぎていった

振り返ると黒い影だけがわたしを見ていた

 

髪、伸びたねって頭を撫でられてキスを落とされる時間だけがあたまのなかでずっとループ

 

ねえ、早く死ねたらどれだけ楽かな

 

鍵と椅子がずっとないから

わたし

ずっと立ってるだけ

ひとり

寂しくもなんともないのにずっと泣いてる

 

嘘つきの君だけが悪いんだ