24/02/01

ひとに助けてと言えないので

昨晩は気がついたら後輩の女の子が泣きながらわたしの家の玄関をこじ開けようとして、ぼんやり自分を見たら血まみれで、胃液まみれだった

後輩は泣きながらチェーンをぶちぎって、しおりさん、しおりさん、って泣きながら取り乱しながら止血してくれて、汚いものを全部ふいてくれてた

本当に視界が霞んでいたし、三重になっていたし、耳の奥では誰かの叫び声がずっと鳴っていて、どれが、誰が、本物なのか、本当なのか、わからなくて、ようやく涙が出てきて、慌てた後輩は「お化粧、ついちゃいますけど!」っておっきい声で言った後わたしを抱きしめてくれて、その圧で傷からまた大量の血が吹き出して、なんかそれが面白くて、ふたりであはは!って笑ってたら、救急隊員がドタバタと入ってきて、またアンタかい、みたいな顔しながら、薬を取られて刃物を取られて、警察のひとは慣れた様子でくしゃみを外に出ないようにあやしてくれてた。

「別に暴れてないので、まえみたいに鎮静剤めっちゃ打つとかやめてくださいぃ」と縋ると、「泣く以外のことしないでよ!」って言われた。

こんなこと、慣れっこちゃんになってしまったので、6時間で帰宅した。タバコ吸いたくて泣いちゃったし。迷惑かけるのは悪いことだとわかりつつ、やっぱり運悪く死んじゃったりするぐらいがいい。今まで何度も死ねなかったから、本当に運試しだよねえ。身体が傷ついて、頭が飛んでる方が、すごく生きた心地がするの、わたしは。